エッセイコーナー
75.夢あかり一関 2014・3・11  2014年3月15日

阪神淡路大震災の折り、震災で亡くなられた方へのご供養として、被災10市10町を巡り運ばれた種火と、47都道府県から寄せられた種火を一つにした灯り、「希望の灯り」の分灯が行われ、公園の敷地内に用意された沢山の蝋燭に、参加された市民らの手によって丁寧に分灯された。
その後、平泉小学校の杉の子クラブの生徒30名と、地元の一関修紅高校音楽部の生徒らとそのOB約20名による『しあわせを運べるように』『花は咲く』の2曲の合唱があり、感動をもたらした。

当日は、カメラのシャッターをまともに押せぬほどのビリビリとした寒さの中、実に寒かっただろうと思う。
本当にお疲れ様でした。
君たちの清らかで汚れのない澄んだ歌声が、夕暮れの噴水公園一帯に響き渡り、私らの心の琴線はもとより、遠く離れた沿岸部の被災地にも、春風に乗って間違いなく届いたことだろう。
そして集まった市民ら全員、被災地の沿岸部方向を向き、姿勢を正し、一斉に頭を下げ1分間の黙祷を捧げた。 
最後に、参加者全員で『花は咲く』を合唱し、会場を後にしたのだった。

◆拙歌
“鎮魂の皆と歌いし『花は咲く』市民広場に春風をよぶ”
“子供らが集いて歌う『花は咲く』哀悼の念さらに深まる”

寒くて春風とはとても云い難い状況ではあったが、哀悼の念が深まり、一つになった皆の思いを、被災地の沿岸部に春風となって届けてもらいたい。


絆
花は咲く

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