エッセイコーナー
225.息子の一時帰国  2017年1月23日

台湾新竹市の大学に留学中の息子が、冬休みを利用して一時帰国した。
いつもなら年末年始を実家で過ごし、元朝参りは除夜の鐘を耳にしながら毛越寺の本堂にお参りをして、学問の神様・菅原道真公を祀る地元の菅原神社に参拝するのがいつもの流れだが、今回の帰省は正月に間に合わなかった。
従って今正月の元朝参りは、最初に私一人で氏神様にお参りをし、その後に菅原神社を参拝してから近所の安部家裏山に鎮座するお稲荷様を拝んだが、本来ならばそれが正式なお参りの順序であることを、実は今更ながらに初めて知ったのだった。
来年の元朝参りも、先ず初めに裏山の氏神様を参拝してから、他の神社仏閣を拝みに行くことにしたい。

息子は10日ほど岩手に留まり、昨日東京に移動し、数日後に台湾に戻るとのこと。
やはり期待感以上に、一抹の寂しさを覚えるのは親ならば誰しもであろう。
息子が留学したのは昨年の9月、未だ約4ヶ月間しか経っていないが、中国語も英語(トリリンガル)も流暢に話すのには驚かされた。授業は全て英語だそうだが、日常生活は中国語を話せなければならない。
やはり「環境」と云うのは絶大な効果をもたらす。

嘗て学生時代、英単語や英文法を一応は試験対策として多少だが勉強したつもりだが、はっきり云って何の役にもたっていない。時間の無駄だと云わざるを得ない(ただ、屁理屈だけはこねるようになった)が、そんな意味からも、息子の成長を通して、環境の違い、環境の重要性を改めて思い知った次第である。
今回の帰省、実は一人ではなかった。
可愛らしい彼女が一緒だった。

一関駅に迎えに行った折、とても大きなスーツケースを持ってきたものだと思ったが、その中にはお土産がどっさり入っていたようだ。
台湾の珍しいお菓子や名物のカラスミなどなど、心のこもった沢山のお土産を頂戴した。
あとでじっくりと賞味、堪能したいものだ。
今後どうなるかは「神のみぞ知る」だが、娘が欲しかった私にとっては実にめんこい。あんな娘がいればいいな、と思った次第である。
できれば息子が台湾にいる間に、台湾観光を実現したいと思ってはいるが、出不精となった今、はてさて、いつ……。


フォト短歌「息子」 フォト短歌「カラスミ」  


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