エッセイコーナー
516.コロナに負けず  2020年8月22日

本日の地元紙に、みちのくあじさい園の記事が載っていた。
紫陽花を鑑賞出来る「みちのくあじさい祭り」は、今年は6月27日~7月26日迄の一ヶ月間のみ。今年の入園者数は過去最高だった。
当初は、新型コロナの問題もあり、入園者数減少の懸念により開園自体危ぶまれていた。
しかしながらマスク着用の励行や消毒の徹底など、感染防止策を講じながらコロナ対策に努め、6月27日に開園する運びとなった。

私は7月3日の金曜日、紫陽花が未だ出揃ってはいなかったが、ご本家さんが運営するあじさい園、応援を兼ねて訪れてみることにした。
到着前の車中では、コロナ禍のもと、今年は見物客は少ないだろうと思いながらハンドルを握ったが、いざ着いてみると、なんと、平日にも係わらず駐車場は満車状態だった。
昨年放送の「マツコの知らない世界」で紹介され、知名度がかなり上がったようだ。

入園前に手の消毒を施し、マスク着用で入園してみると、見物客の殆どがマナーをしっかりと守っていた。暑い最中にも係わらず、マスクを着用して紫陽花を鑑賞していたことに、先ず感銘を受けた。
行き交う人たちは、しっかりとソーシャルディスタンス、フィジカルディスタンスを意識しているようだ。
今回のお目当ては「あじさい畑」。圧巻の株数は勿論だが、未だ純白に染まっていないライムグリーンのアナベルはとても印象的であった。

みちのくあじさい園では、来年の5月に「しゃくなげ祭り」、6月には「カルミア祭り」、そして本番の「あじさいまつり」が6月下旬から7月下旬にかけて開催される予定。
来年のこの時期には、ワクチンや特効薬の開発など、収束に向かっているものと期待される。
マスクを外し、樹間に漂う清浄な空気と、時折吹く穏しかる小風に冷風感を感じながら、5百種6万株の四葩を、十二分に堪能できるのではないだろうか。

先日、ご本家の墓参りに訪れた折、ちょうど園主の伊藤達朗さんが来ていた。
来年のことなどを聞いてみた。
紫陽花やシャクナゲ(現在、50種350株栽培)は勿論だが、カルミア(現在、日本唯一の15種類栽培)に対する熱い思いを話していた。
今のところ日本では、カルミアについての詳しい文献が出回っておらず、品種改良を含め、栽培が難しいとのこと。
種類を増やす為には苗を海外から仕入れるのが一番だが、植物防疫法など、ワシントン条約により輸入はかなり複雑とのこと。ましてや種苗法の問題もあるのではないだろうか。
いずれにしても大変だが、あじさい園共々、カルミア園としても、名実ともに日本一にしたいとの思いが、ひしひしと伝わってきた。御年79歳、来年で傘寿を迎えるご本家さんは、まだまだ意気軒昂である。

みちのくあじさい園伊藤達朗園主の紹介など  2020年7月27日
ルーツ  2015年4月23日


 
フォト短歌「青梅雨の朝」


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