エッセイコーナー
135.みちのくあじさい園  2015年7月11日

7月上旬、岩手県一関市舞川原沢の「みちのくあじさい園」では今が見頃を迎えている。
早咲きのクロヒメ類は既に見頃が過ぎたものの、今はヤマあじさいやアナベル、西洋あじさいや玉あじさいなど大粒の華花が一斉に咲き乱れ、訪れる人々の目を十二分に楽しませている。
正門から紫陽花山荘に向かい、直ぐ手前を順路に従い降りていくと、昨年(2014年)新たに開通した急坂道付近では、鬱蒼とした杉木立を覆い尽くすように植えられたヤマあじさい群が目に飛び込んでくる。
藍を基調とした圧倒的な景観は、正に感動を覚えずにはいられない。

暫しみとれながら順路にそってゆっくりと進むと、南側前方に開けた部分が確認できる。行ってみると、3000坪は優にあろうか、広い花畑であった。色とりどりの花群が咲き誇り、息をのむ光景が一面に広がっていた。またその直ぐ上の順路沿いには、フラウシリーズのオリジナルあじさいが咲いており、実に見事であった。
入園する前、案内人の氏家さんから是非、深山(みやま)コースの奥のアナベル群を観た方がいいと助言を頂いていた。

以前は歩くのがしんどいと、嘗て踏み入れたことがなかったが、助言に従い行ってみることにした。
途中休憩所もあったが、如何せん仕事に戻る時間が気になる。休まず進むことにした。
3百種、4万株以上のあじさいが植えられている15ヘクタールの広さを、まじまじと感じつつ、疲れた足を引きずりながらも進んだが、あまりに見事なアナベルの群生を前にすると疲れもいっぺんに吹き飛んだのだった。
更に奥に進むと、小川のせせらぎが微かに聴こえてくる。
小川の辺りまで杣道を下り、毛越寺の遣水を思わせるような幽玄のせせらぎを聴きながらのあじさい観賞は、また格別であった。

そこで一句
小川べのアジサイ蒼くすずしけり

さて、次回はどのコースを散策しようか?
本日の散策にかかった所要時間は約2時間だったが、園内の半分も散策してはいなかった。

※園内入り口付近のお食事処「紫陽花山荘」では、冷やしおろしうどんやそば、焼きおにぎり、シェルブールのケーキと コーヒーなどが堪能でき、園内の散策途中には喫茶「蔵」、ラーメンなどもある売店「一休」が併設されている。

みちのくあじさい園
みちのくあじさい園迄の分かり易い地図
2011年07月に公開したみちのくあじさい園YouTube動画
みちのくあじさい園主の紹介


その他の写真は>>  フォト短歌「花花花」


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