エッセイコーナー
382.いい酒、悪い酒  2019年5月22日   お酒には何の罪もないが!

一昨日、近所の伊師邸で昨年の夏に続き2回目の演奏会に招待された。
伊師先生の高校時代の級友、鈴木さんによるギター、アエロフォン、ハーモニカの演奏に、奥様方ダンスサークルのお仲間たちの歌や踊りが披露された。
オープニング曲は『パリの散歩道』鈴木さんのギターソロ演奏を皮切りに、1部から5部まで10数曲。
飛び入りに元岩手日日新聞社部長の那須氏が井上陽水の『いっそセレナーデ』を歌い、甘い美声を披露するなど、伊師邸は夜遅くまで盛り上がった。

私は事務所に戻る都合上、奥様方の美味しい手料理に舌鼓を打ちながら、ノンアルを酔ったつもりで味わいながら盛り上がった。
地元建設会社の小岩社長は、茨木県産の地酒などをグビグビと、実に美味しそうに、楽しそうに飲んでいた。
当日は十数名が集い、大変盛り上がったが、なかでも、中学時代一級上の小野寺先輩(一関学院高等学校副校長)の参加もあり、盃を交わしながらじっくりと積もる話に花を咲かせたかったのだが、ハンドルを握らねばならない。実に残念であったが、中座し、後ろ髪を引かれる思いで伊師邸を後にしたのだった。

「お酒」と云えば、なんと云っても酒場放浪記の吉田類さんを忘れる訳にはいかない。
ここ岩手では毎週土曜日の午後5時からIBCテレビで放送されるが、私も画面にしっかりとかじりついては自分も酔った気分に浸り、類さんの一句に詠嘆を洩らしては共感を呼んでいるが、類さんの飲み方に共鳴せずにはいられない。
正に楽しい飲み方、実にいい飲み方をしている。世の中が平和になりそうな飲み方をしている。
あのような飲み方をしていれば、戦争など起こる筈はないのではないだろうか。

「戦争」と云えば、実に不愉快で残念な出来事があった。
5月11日、北方領土のロシア人住民と日本人の元島民らによるビザなし交流の折、同行した代議士が北方領土の解決策として、「戦争」でなければ解決できない旨の発言があったとのこと。戦後生まれ、東大出身の35歳の発言だった。
酒に酔った勢いでの暴言とのことだが、反省するどころか、「言論の自由」を盾に開き直っているようにみえる。呆れてものも云えない。
前出の伊師邸で演奏を披露してくれた伊師先生の友人、鈴木さんも東大OBだが、後輩の言動をどう思いながらギターの弦を弾いたのだろうか。時折指に力が入る場面もあったようにみうけられたが、察するに余りある。

因みに、前出の吉田類さんが今夏も一関に来る見込みのようだ。一関の錦町青年会の企画力に期待したい。

ほろ酔い気分 2017年8月6日
吉田類「酔天宮トークショー」 2018年8月5日


フォト短歌「戦争」


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